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うつ病の患者さんへの接し方Q&A<自殺願望への対応について>

監修:一般社団法人日本うつ病センター 顧問/長崎大学 名誉教授/出島診療所 所長 中根 允文 先生

「死にたい」といわれたら、まずはどう対処すべきですか?

まずは冷静な対応を。そして大事なのは「共感」です。
突然のことにあわててしまい、「バカなことをいわないで」などと口走らないようにしましょう。本人は、なぜ死にたいほどつらいかを理解して欲しいのかもしれません。それを「いわないで」という言葉によって拒絶してしまうことになり、患者さんは更に落ちこみ、孤独を感じるようになります。

自殺の危険性が高まると、どういうサインがあらわれますか?

強いイライラや、身辺整理には要注意です。
具体的に自殺を企てている患者さんには、手紙や写真の整理を始めたり、大切なものを人にあげるといった行動がみられるようになります。また、実際に自殺未遂を経験した人の多くが、行動を起こす直前に強いイライラ感やもどかしさを抱いているとされています。これらの行動がみられたら、自殺の危険性が非常に高まっていると捉えるべきです。

自殺防止のため、家族はどのように見守ればよいでしょうか?

飲酒は自殺行動を助長する危険性を高めます。アルコールを遠ざけましょう。
「死にたい」という気持ちが高まるのは、およそ1~2日間とされています。この間は、患者さん自身が自殺のために何か準備をしていないかを見張るとともに、アルコールを手の届く範囲から遠ざけることが重要です。アルコールは中枢神経系を抑制するはたらきがあるため、判断力が弱まって行動がコントロールできなくなり、自殺行為に及ぶ危険性を高めます。

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