うつ病 こころとからだ

うつ病の症状は気分の落ち込みやからだの重さやつらさなどからあらわれることがあります。 本来の自分を取り戻すために、できることから始めてみませんか。

シオノギ製薬と日本イーライリリーがうつ病についての啓発を行うウェブサイトです。

うつ病の新しい考え方

お薬を使った治療のポイントは?

監修:一般社団法人日本うつ病センター 顧問/長崎大学 名誉教授/出島診療所 所長 中根 允文 先生

うつ病の主な症状は、気分が落ち込み何もやる気が起きないといった精神症状であり、その治療はなかなか難しいものです。現在はお薬を使った治療が中心であり、お薬を飲むことで気分の落ち込みなどの症状が改善します。
ご家族と力を合わせ、患者さんがあせらず、ゆっくり、自分から治療にのぞむことで、治療期間をより短くすることができるといわれています。

お薬を飲み続けることの大切さ

うつ病の治療で患者さんは、不安や不眠などの症状を医師に訴えます。医師は検査、診断を行ったうえで患者さんと相談してお薬を処方します。

お薬を使った治療では、患者さんに「あせらず、ゆっくり、自分から」治療に取り組んでもらうことが、とても重要です。

治療期間をより短くするためにも、再発を防ぐためにも、患者さんが進んでお薬を飲み続けることが重要であり、自己判断によるお薬の中断はたいへん危険です。

うつ病の治療期間はどのくらいなの?

うつ病は通常3~6ヵ月でよくなります。しかし昨今は、長い治療期間を必要とする人も多く、1~2年に及ぶ患者さんもみられます。

また再燃、再発の頻度が高い病気で、治療期間中、いったん症状がおさまり治ったと思っても、同じ症状や他の症状が繰り返しあらわれることがあります。

治療では、医師が症状の有無を見極めながら、お薬の量を増やしたり減らしたり、また症状によっては他のお薬を併用したりして、最終的に医師の判断によりお薬の治療が終了します。

うつ病の治療では医師から「治療はおしまいです」といわれるまでは、お薬を飲み続ける必要があるのです。

うつ病を治療するお薬の特徴は?

うつ病を治療するお薬(抗うつ薬)にはいくつかの種類があります。お薬によって作用に違いがあり、医師は患者さんの症状によって使用するお薬を決めます。

うつ病のお薬が他の病気の薬と一番違う点は、その効果があらわれるのに4~6週間かかることです。この点をまず覚えておいてください。 そして、効果よりも先にお薬の副作用があらわれることもあります。

うつ病のお薬にはどんな副作用があるの?

うつ病のお薬で多い副作用は、眠気やだるさなどです。便秘や吐き気、下痢などの消化器症状も挙げられています。口の渇き、めまい、頭痛などもあります。

うつ病のお薬にはさまざまな副作用がありますが、そのほとんどは飲み始めて1週間以内にあらわれるといわれています。治療の初期にあらわれる副作用に、どのように対応できるかがこの治療の鍵になっているのです。

ただし、副作用があまりにつらいときは医師に相談し、お薬を変えてもらってしばらく様子をみましょう。

お薬による治療で大切なこととは?

お薬による治療を始める時期は、医師と患者さんとの良好な関係を作るために大切な時期でもあります。

医師は患者さんやご家族からの情報提供をもとに治療計画を立てますが、もし患者さんが、処方されたお薬を処方通りに飲んでいなかったら、その計画はうまくいきません。医師は、処方したお薬をきちんと患者さんが飲んでいるということを前提として治療計画を進めていきます。

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