うつ病 こころとからだ

うつ病の症状は気分の落ち込みやからだの重さやつらさなどからあらわれることがあります。 本来の自分を取り戻すために、できることから始めてみませんか。

シオノギ製薬と日本イーライリリーがうつ病についての啓発を行うウェブサイトです。

うつ病との付き合い方

あせらずに治療の継続を

監修:一般社団法人日本うつ病センター 顧問/長崎大学 名誉教授/出島診療所 所長 中根 允文 先生

うつ病は、ゆっくりと時間をかけて回復していきます

うつ病の患者さんは、早く治したい、早く仕事に復帰したいという強い思いを抱くものです。回復を待つこと自体が、患者さんにとっては苦痛といえるかもしれません。

しかし、うつ病の回復には、一般的に時間がかかるものとされています。うつ病の程度や患者さんの置かれている状況によっても異なりますが、風邪のように「薬を飲んで熱が下がったら治る」などと回復のプロセスがはっきりと見えるものではありません。大事なのは、それをもどかしく感じてあせらないことです。うつ病の患者さんの中には、あせって仕事への復帰を急ごうとする人もいますが、こうした無理は禁物です。なぜなら、ケガの表面は傷が閉じたように見えても、その奥が十分治りきっていないときに、ちょっとしたきっかけで傷口が開いてしまうのと同じです。うつ病も、あせって無理をすると、治りかけた病気がよけいに悪化してしまうおそれがあります。

治療中には、重要な決定は避けましょう

うつ病の回復には時間を要するものですが、その間、患者さんはなかなか治らないことにあせったり、自分に自信を失って人生を左右するような決断を下してしまうこともあります。

こうした、のちの人生に大きな影響を及ぼす重要な決定は先送りにしましょう。うつ病になると、どうしても自分に自信を持てなくなり、将来を否定してしまいがちです。うつ病から回復しても同じように考えるのであれば、そのときに判断すればよいことです。治療中には、周囲に気をつかいすぎることなく、治療に専念しましょう。

休んでいると、どんどん自信を失ってしまいますが…。

うつ病の患者さんは仕事や家事を休むことで、自分の存在価値を見失いがちです。また、病気のせいでできなくなってしまったことに目がいきがちですが、回復期においては少しずつできることも増えています。久しぶりの外出を苦痛と感じなかった、以前好きだったテレビドラマを面白く感じたなど、ちょっとした回復の兆しを意識してみましょう。

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