うつ病 こころとからだ

うつ病の症状は気分の落ち込みやからだの重さやつらさなどからあらわれることがあります。 本来の自分を取り戻すために、できることから始めてみませんか。

シオノギ製薬と日本イーライリリーがうつ病についての啓発を行うウェブサイトです。

典型的なうつ病では、自分を過剰に責めてしまうことがあります

うつ病になると、考え方にゆがみが生じて自分のせいだと感じてしまう1-4)

うつ病になると、だれかから頼まれたことができず「こんな自分で申し訳ない」と思ったり、いつもならできたことが思うようにできなくなって、「私なんか生きていてもしかたがない人間だ」と思ってしまうことがあります。
ただひたすらに「私が悪かった」と自分を責め、「もうどうすることもできない」と絶望感にさいなまれることもあります。
うつ病になると頭が働かない状態になりやすく、考え方や物事のとらえ方にゆがみが生じてくるため、過剰に責任を感じてしまうことがあるのです。長崎での調査では、71%の患者さんにこのような症状がある、という結果が出ています。

ちょっとした出来事を自分のせいだと考えがち1,2)

うつ病でなくても、仕事で失敗したり、責任が果たせなかったときなどに自分を責めることはあると思います。しかし、うつ病の場合、本人とは関係のない、またはとるに足らないちょっとした出来事を自分のせいだと考えてしまい、責任をより重く感じてしまいます。また、取り越し苦労が増えたり、自信をなくしたり、自分はいても仕方がないと思ったりする傾向があります。

コラム:妄想について2,3)

人によっては明らかに患者さんのせいではないことまでも「自分が悪いのだ」と考えてしまうことがあります。これは「罪業(ざいごう)妄想」「罪責(ざいせき)妄想」といわれます。
たとえば、ちょっと注意を受けたことにとらわれて「悪いことをした。警察に逮捕される」などと悔やむ、自分がとんでもない罪をおかしたのではないかと思いこむことがあります。
また、世界の貧困に対して自分に責任があると思いこむ妄想もありますし、実際は病気ではないにもかかわらず重篤な病気に罹っていると強く信じてしまうこともあります。このような妄想は、特に高齢者のうつ病に多いとされています。

<参考資料>
  • 1)日本精神神経学会(日本語版用語監修),髙橋三郎,大野裕(監訳):DSM-5精神疾患の診断・統計マニュアル,2014,pp. 160-167,医学書院,東京
  • 2)坂元薫:気分障害(上島国利ほか編),2008,pp. 37-45,医学書院,東京
  • 3)野村総一郎:内科医のためのうつ病診療, 第2版, 2008, pp.20-29, 医学書院, 東京
  • 4)Radford, M. Nakane, Y. et al.: The Japanese Journal of Psychiatry and Neurology 1989, 43(2), 119
  • 抑うつ気分
  • 興味または喜びの喪失
  • 不安・焦燥
  • 意識の低下・おっくう感
  • 会話や本などの内容が頭に入ってこない
  • 自分を責める
  • 遠くへ行きたい・消えてしまいたい
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