うつ病 こころとからだ

うつ病の症状は気分の落ち込みやからだの重さやつらさなどからあらわれることがあります。 本来の自分を取り戻すために、できることから始めてみませんか。

うつ病が発症するしくみ

ただの落ち込み?それともうつ病?

うつ病は、脳の働きに何らかの問題が起きて発症すると考えられています。
単に気分が落ち込んだ状態なのか、それともうつ病であるのかは、具体的な数値などではっきりと示すことは難しいのですが、症状の程度や質、生活への支障の出方などで判断することができます。

それに、うつ病は心の症状だけではなく、「食事がおいしくないし、つまらない。『食べなきゃ』と思うけれど進まない…」「いつもより早く目がさめるし、寝ようとしてもなかなか寝付けない…」といった体の症状があらわれることもあります。そのあらわれ方は、人によりさまざまです。

発症のきっかけはさまざま

その人自身の物事に対する考え方や生活環境、日常生活において発生したストレスなどが複雑にからみあって引き起こされると考えられています。遺伝との関連も研究されていますが、特定の遺伝子があれば必ず発症するというものでもありません。
なかには、うれしい、明るい出来事がきっかけとなって、うつ病を発症することもあるのです。

うつ病が発症するしくみ

脳の中では、情報を伝達するためにさまざまな神経伝達物質が働いており、そのうちセロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンは、モノアミンと総称されています。一説に、うつ病は、このモノアミンが減ることで引き起こされるとされています。
しかし、これだけでうつ病が発症するしくみをすべて説明できるわけではなく、ほかにもいくつかの説があります。

Leonard, B. E. et al.: Differential Effects of Antidepressants, 1999, pp.81-90, Martin Dunitz Ltd, London, 改変
監修:東京女子医科大学医学部精神医学教室主任教授 石郷岡純先生

<参考資料>
野村総一郎監修:入門 うつ病のことがよくわかる本,2010,pp. 12-27,講談社,東京

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